
インタビュー記事を作成したいけど、オンラインで行うか? 訪問で行うか?依頼する側の企業は悩むところかもしれません。
インタビューを訪問で行えば、時間や交通費の削減になり、記事作成のハードルは低くなるけれど、やはり記事の品質は落ちるかもしれず危険かも・・・
オンラインインタビューって危険かしら!?
そこでオンラインインタビューと訪問インタビューのメリットデメリットの比較をまとめました。
またインタビュアーにとってはどっちがいいか?オンラインって危険なの!? 注意する点も踏まえて本音をお伝えします。
オンラインインタビューの危険性や注意点
インタビューは、訪問だけでなく、オンラインでも実施することが可能です。
オンラインインタビューは訪問と比較して、金銭面、時間の面で大きなコスト削減が可能なため、インタビューを行うためのハードルが低くなり、遠方でも問題なく行うことができるようになりました。
一方訪問インタビューと比較して、視覚や聴覚から得られる情報量が少ないという危険性もあります。
以下オンラインインタビューと訪問インタビューのメリットデメリット一覧です。
メリット | 危険性、デメリット | |
オンライン | ・場所のセッティングが不要
・往復の時間が掛からない |
・情報量が少ない
・信頼関係が築きにくい ・オンライン疲れがある |
訪問 | ・情報量が多い
・信頼関係が高まりやすい ・写真撮影ができる ・リフレッシュ効果がある |
・場所の設定が必要 ・往復の時間が掛かる ・交通費が掛かる
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ただ、オンラインインタビューの方が時間や費用のコストが削減できて手軽だからと、訪問インタビューを辞めてオンラインインタビューにするのは危険なため注意が必要です。
生で行う会議とオンラインで行う会議では、視覚や聴覚から得られる情報に大きな違いがあると感じていることと思います。
仕事の間で行われる雑談などの交流も減るため、共有感や信頼関係の濃さが減少しているのです。オンラインでも仕事は進んでいるけれど、情報や共有感、信頼関係が減少し仕事の深まりや発展性が大きく減少している危険性があります。
オンラインインタビューの危険性に陥らないように注意する必要があります。
オンラインインタビューのメリット・デメリット
オンラインのハードルの低さによる手軽さによって、危険に陥らないように注意するために、オンラインインタビューのメリットとデメリットについてまとめました。
メリット
オンラインインタビューのメリットは以下の通りです。
- 場所が自由
- 時間が掛からない
- 交通費が掛からない
- 複数のツールでコミュニケーション可能
- 場所が自由:参加者が自分の住まい、仕事場、好きな場所からオンラインで自由な場所からアクセスできます。共通の場所をセッティングすることが不要です。
- 時間が掛からない:共通の場所に訪問する必要がないので往復の時間が掛かりません。訪問の場合は、往復の時間やインタビューの時間だけでなく、出かける準備の時間や、間の時間、結果的にお店などに立ち寄った時間など多くの時間が掛かります。
- 交通費が掛からない:共通の場所に訪問する必要がないので交通費が掛かりません。インタビューだけでなく、前後や間での飲食などもお金が掛かってしまいますがそのような費用も削減できます。
- 複数のツールでコミュニケーション可能:ビデオ通話だけでなく、付属しているチャット機能でテキストでチャットをしたり、資料の共有が可能です。
今まで遠隔地であったためにインタビュー記事を書く際、時間や交通費などのコストを掛けなくてはならない場合でも、オンラインインタビューが可能になりました。そのため遠隔地でもインタビューが可能になり、企業側もインタビュー記事を作成するハードルが低くなりました。
デメリット
オンラインインタビューによる危険性、デメリットは以下の通りです。
- 情報量が少ない
- 信頼関係が築きにくい
- オンライン疲れする
オンラインインタビューでも同じ品質の記事を作成してくれるんでしょう?と依頼者側は期待するかもしれませんが訪問には敵わないのが本音です。
情報量が少ない
オンラインインタビューの危険性、デメリットは、やはり訪問と比較して情報量が少ないのはみなさんが感じている通りです。ひとくちに情報量が少ないと言っても、具体的にどのような情報量が少ないのでしょうか?以下にまとめました。
- 言葉の情報量が少ない
- 話の脱線による情報量が少ない
- 雑談から得る情報量が少ない
- 視覚的な情報量が少ない
言葉の情報量が少ないのはいくつかの理由があります。オンラインの場合どうしても、音の伝わるタイムラグなどの理由から、言葉数を減らす傾向があるのではないでしょうか? 思ったことを口にする前に、効率を優先し無駄なことを言わないようにと口をつぐんでしまうことは多くないでしょうか?
無駄を避けようという気持ちから、話が脱線すること雑談することを避けることになり、脱線した雑談から得られる情報は少なくなり、話に深みがなくなり情報量が少なくなるのです。
オンラインでは、相手の瞬間的な表情は見過ごしやすいと思います。パソコンの外にも目が行ってしまい、他の視覚的情報が多くなってしまうからというのもあります。
例えば映画館では映画に集中できるのに自宅でパソコン越しに見る映画は集中できないのは、パソコン画面や外にほかの情報が大量に入ってくるからではないでしょうか? オンラインインタビューでも同じことが言えそうです。
信頼関係を築きにくい
直接訪問してインタビューする場合は、インタビュー前後や合間に雑談なども行われます。もしかしたら、間にランチやお茶なども一緒にすることもあります。そのため、メインの仕事以外の雑談から生まれる信頼関係がないのではありませんが、訪問インタビューと比較して減少してしまいます。
生で同じ場所と時間を共有して生まれる信頼関係やチーム意識というのはオンラインではやはりかないません。
オンライン疲れする
オンラインは便利でありながら、目が疲れたり、情報疲れしたり、作業疲れしたりが起こります。またインタビュアーもインタビュイーも、オンラインによる情報量の交流の少なさを感じていたり、話す情報を選別するためにオンライン疲れが起こります。
まとめ
オンラインインタビューには、
- 場所が自由
- 時間が掛からない
- 交通費が掛からない
- 複数のツールでコミュニケーション可能
などのメリットがあります。しかしインタビュー時の情報量が少なかったり、訪問の比較して信頼関係の面では減少します。情報量や信頼関係というのは時間は掛かりますが、できた記事に大きな差が生まれます。
オンラインを過信しこだわるのは危険です。より深いインタビュー記事を書きたい場合は訪問インタビューを選びましょう。写真撮影もできますしね。