
インタビューにおいて、インタビューする側をインタビュアー、される側をインタビュイーと呼びます。
新聞や雑誌の記事で多く行われているインタビューですが、最近では企業のオウンドメディアでも使われることが増えてきています。
インタビュアーとインタビュイーの違い、どんなときにインタビューって使うの?記事の種類や、インタビューをするさいのやり方や、作成のコツをお伝えします。
目次
インタビュー
インタビューとは、片方が質問をして片方が質問に答えるために行われるものです。日本語では取材と言われることもあります。
インタビュアーとは
インタビューをする側、質問する側をインタビュアー(Interviewer)と言います。
インタビューが行われるさいは、どこに掲載されるかによって新聞社、雑誌社、企業メディアなどの企画者がいます。
インタビュアーはその企画者側に採用されてインタビューを行っています。
インタビュイーとは
インタビュアーの対義語にあたるのがインタビュイー(Interviwee)です。インタビューを受ける側、質問される側になります。
インタビュイーに取材の依頼をするのはインタビューを企画した企業かインタビュアーになります。インタビュー当日はインタビュアーの質問にインタビュイーとして答えていきます。
インタビューの種類
新聞や雑誌などの大半の記事はインタビュー記事によって構成されているとも言えます。
例えば新聞は、新聞記者が国内や世界のニュースを取材、インタビューした記事ということもできます。
雑誌もまた、その分野に対して取材、インタビューした記事で構成されています。
しかし企業のオウンドメディアでは、インタビュー記事というのはほとんど見られませんでした。
理由として考えられるのは、企業サイトでは、執筆者の知識や体験をもとに記事ごとにキーワードを設定して上位表示させることを意識する必要があります。
インタビュー記事を上位表示させるのは難しいという面もあるかもしれません。
しかし最近では、企業サイトでも以下のような場面でインタビュー記事が求められるようになりました。
- 社長インタビュー(経営者インタビュー)
- 先輩インタビュー(企業採用ページの先輩の声)
- 書籍紹介インタビュー
社長インタビュー
企業サイトには必ず社長紹介のページがあります。社長紹介のページでは通常、社長自らが、会社の歴史や、企業理念などを述べています。
しかし、社長紹介をインタビュー形式にし、インタビュアーが質問し、インタビュイーの社長が答えるという形式にすることで以下のメリットがあります。
- 他社との差別化
- Q&A方式を取ることで読者により伝わりやすい
先輩インタビュー
企業を応募する人は、必ず企業サイトを見ています。もちろん企業理念や社長紹介も見ていますが、最も必要としている情報は、既に働いている先輩の声です。
そこで、採用ページに先輩インタビューを掲載し、インタビュアーが質問しインタビュイーである先輩が会社の雰囲気や仕事内容、また会社生活の思いなどを話すことで、応募者に会社や先輩方の雰囲気などをより詳しく伝えることができます。
書籍紹介インタビュー
企業には、それぞれの分野の専門家がいます。専門家なのでその分野の本を出版しいることもあるのではないでしょうか?
そんなとき、インタビュアーが、インタビュイーである著者に本についてインタビューします。本の紹介をインタビュー形式で載せることで読者に分かりやすく伝えることができます。
インタビューのやり方
新聞や雑誌などのインタビューは生で行われることが多いでしょう。
しかし企業サイトのインタビューでは、生で行うとは限らずオンラインで行うことも多くあります。オンラインで行う場合は、インタビュアーがインタビュイーのもとに行く必要が無いのでインタビュー記事の作成のハードルが比較的低くなります。
インタビュー記事を作成するには以下のようなやり方になります。
- 取材の企画書作成
- 取材の質問シート作成
- 取材
- 文字起こし
- ライティング
インタビュアーがトータルで掛かる時間は一概には言えませんが、取材時間がどれくらいかでだいたいの目安を付けることができます。
仮に1時間程度の取材であれば、トータルで掛かる時間は20時間程度~になります。
社員インタビューの場合は一人の先輩に対して20分程度になると思いますので3人分で20時間程度かかるでしょうか。
記事を作るコツ
どのご依頼企業様も良いインタビュー記事を作りたいと思っていることと思います。またインタビュアーの方も良いインタビュー記事を作りたいと思っています。
恐らくインタビュー記事を作るときは、それほどはっきりとしたイメージは無いことが多くあります。
そのためインタビュー記事を作るコツとしては、依頼側がどのようなインタビュー記事を作りたいのかを明確に伝える必要があります。
取材ライターに依頼するさい、しっかりとコミュニケーションのやり取りを行うことでどのようなインタビュー記事にしたいかを明確にし、何を聞いて欲しいか、何をインタビュー記事に書きたいかをはっきりさせ、インタビューの前に充分質問シートを練る必要があります。