電話インタビューのHow toとコツ

オンラインインタビューが浸透するようになった現在でも、電話インタビューを利用するケースは結構あります。

視覚を使わず音声だけの電話インタビューの方がメリットが大きい場合もあるからです。

電話インタビューのメリットや、やり方、コツをまとめました。

インタビュー形式を、オンラインにするか、生どこなうオフラインにするか、電話にするか迷っている企業の担当者の方や、インタビュアーの方はご参考下さい。

電話インタビュー

インタビューには、オンラインインタビューや生で行うオフラインインタビュー以外にも、電話インタビューが行われることもあります。

電話インタビューは数は少ないですが以前から行われてきたインタビュー形態です。

電話インタビューは電話アンケートや電話調査と言われることもあります。

電話インタビューを選択する場合は以下のケースに該当することが多いようです。

  • 生でインタビューする程ではない場合
  • 顔見せしてインタビューする程ではない場合
  • 内容を確認する程度の場合

オンラインインタビューとの比較

最近では、オンライン回線をつないで、顔を見ながらコミュニケーションができるようになり、オンラインインタビューの需要が増えてきました。

しかし、電話インタビューはオンラインインタビューと比較して複数のメリットがあります。

見た目を整えなくていい

インタビュアーとインタビュイーともに見た目を整えなくて良い点は大きなメリットです。

インタビュアーは生で行うオフラインインタビューでなければ当然在宅で行われます。そのため服装を整えたり、女性であればメイクをしたりして見た目を整える必要があります。

カメラの背景も意識する必要があり、壁紙を設定するか、背景を落ち着いた様子に整える必要があります。

しかし電話インタビューでは、顔を映さずに声だけで行うので、服装を意識したり、女性がメイクをしたり、カメラの背景を意識する必要がありません。

インタビュイーであっても同じことです。インタビュイーは職場にいることが多いのでその場合は、見た目や服装は問題にはならないでしょう。

しかしインタビュイーが在宅の場合もあり、メイクや服装を整える必要があります。

またオンラインに慣れていない場合、カメラの背景を事前に設定する作業も必要になりインタビュイーに負担が掛かることもあります。

そのため、顔見せする必要が無いと考える場合はオンラインより電話インタビューを使った方がインタビュアーやインタビュイーへの負担が小さくなります。

タイムラグが無い

オンラインでミーティングが行えるようになり、従来のように、社内外の打ち合わせのさいに、わざわざ相手先まで行く必要が無くなりました。オンラインでも顔を見ながらミーティングができるのは、交通費や時間の削減にもなりました。

一方、ストレスとして挙げられるのが双方の会話が相手方に届くまでのタイムラグが発生することではないでしょうか?

相手に会話が届き、理解してるかどうか確認しながら話すという工程が双方に加わるのでスムーズなコミュニケーションのストレスになるのです。

オンラインミーティングでのタイムラグによるストレスを考えると、話しやすさで言ったらハッキリ言って今までの電話の方が話しやすいと思う方は多いはずです。

電話インタビューは、オンライン回線によるタイムラグが無いので、生で話すとの同じようにスムーズな会話が可能になります。

また会話がスムーズになる分、言葉による双方の情報量が多くなり濃く、幅広い内容を話すことができるようになります。

会話の内容に集中できる

オンラインや生でコミュニケーションを取るより、電話の声だけのコミュニケーションの方が情報に集中できるという面もあります。

やはり会社でもそうだと思いますが見た目で会わなくても、電話の方が要件の確認がスムーズにいくと感じる方も多いでしょう。

直接見て話す、相手の表情を見ながら話すのも大切ですが、目に入る視覚的な情報に気持ちが奪われてしまう面も大きいのです。

その点電話インタビューは声の情報のみに集中するので、アイコンタクトの必要が無く、情報のみに集中できるので意外にも濃く、幅広い情報をインタビューできるのです。

電話インタビューのやり方

電話インタビューの手順は、オンラインインタビューや生で行うオフラインインタビューと同じく以下の手順で行います。

 

やり方
  1. 企画書作成
    インタビュー記事のも奥的、ターゲット、相手、テーマ・内容を確認します。
  2. 質問シート
    企画書をもとに質問シートを作成します。
  3. インタビュー
    電話インタビューを行います。時間は約30分~1時間程度が目安です。
  4. 文字起こしや整文
    インタビューの記録として文字起こしや整文を行います。
  5. 記事作成
    インタビュー記事を完成させます

 

くわしくは、インタビュー記事の書き方を大公開!を参照してください。

電話インタビューに掛かる時間は、案件によるので一概には言えませんが1件10時間程度を見ておくと良いでしょう。

  • 企画書作成:1時間
  • 質問シート:1時間
  • インタビュー:1時間
  • 文字起こしや整文:3時間
  • 記事作成:3~時間

一般的なオンラインインタビューや生で行うオフラインインタビューは1件20時間~掛かることが多いです。

電話インタビューはオンラインインタビューや生で行うオフラインインタビューと比較して、確認的な内容が多いので、比較して時間は短くなります。

電話インタビューを行うに当たってのコツ

電話インタビューを行うに当たり、以下のコツを注意しましょう。

ハンズフリーで行う

電話インタビューは数十分~1時間掛かることもありますので受話器を持つのは相当の疲労になります。

電話インタビューをスムーズに行うためには、インタビュアーもインタビュイーも必ずハンズフリー状態で行いましょう。

ハンズフリーにする方法は以下の2つあります。

  • スマホにマイク付きヘッドフォンで行う
  • 声の拡大を行う

    一番簡単なのは、スマホの声のスピーカーを使うやり方です。スピーカーを使えば、スマホを机の上においても充分な声の大きさげ会話することができます。

    かけ放題を使用する

    インタビュアー側は電話インタビューに掛かる電話代を事前にチェックしておく必要があります。

    最近はスマホを使うので一般電話の料金を忘れてしまっている方が多いと思いますが一般の電話代は以下の通りになります。

    距離 昼間
    隣接~20km 22円/90秒
    20km~60Km 33円/分

    60キロ圏内に1時間電話インタビューした場合、33円×60分=1,980円にもなります。

    スマホからの電話を掛ける場合、機種に依りますが目安としては40円/分になります。

    40円×60分=2,400円にもなります。

    インタビュアーは、電話インタビューに掛かる電話代を計算して、かけ放題の方がメリットがあり場合は事前にかけ放題を契約して置くと良いでしょう。

    ドコモのスマホかけ放題では月額1,700円となるので、かけ放題の方がかなりお得になります。

    私は格安スマホを使用していますが、かけ放題を契約したところ約1,700円程度でした。

    電話インタビューの場合だけでなく、企業に自宅や外出先から電話するさい、かけ放題で契約して置くと、通話料を気にせず電話を掛けることができるのでお得です。

    録音する

    電話インタビューでは、オンラインインタビューやオフラインインタビューと同様に必ず録音をしておきましょう。

    電話インタビューの録音方法は以下の3つです。

    • パソコン
    • スマホ
    • レコーダー

    いざインタビューが始まると、予想外にも録音が上手くできないということがよく起こり得ます。そのため必ず複数の媒体で録音しておきましょう。

    ここで1点インタビュアーに注意して欲しいことがあります。スマホにはレコーダーアプリというものがあります。これは会議や会話をレコーディングするアプリです。

    レコーダーアプリはスマホの通話を録音することはできないので注意しましょう。

    実際私は始めての電話インタビューの時、このレコーダーアプリで録音しようとし、インタビュー後全く録音されていなかったという経験があります。

    このようにどんなアクシデントがあるか分からないので必ず複数で録音しておきます。

    一番おすすめの録音方法はICレコーダーです。パソコンでオンラインミーティングのように録音するのも悪くはありませんが、パソコンにも拠るのでしょうが声がかなりこもり気味に聞こえます。

    声の録音はインタビューデータと保存しておきます。

    その録音がよく取れていないと文字起こしや記事作成のさい、音を大きくしても聞き取りづらいということがあります。

    スマホにもパソコンにも、録音機能がついていて便利な機能です。しかし実際に仕事で使う場合は、機能が十分でないケースもあるので、インタビュー専用のICレコーダーを1つ持っておくと良いでしょう。

    スマホアプリやパソコン、ICレコーダーなどで録音したデータは、文字起こしツールで一度自動文字起こしします。その後、音声を聞きながら正確に文字お越ししていきます。

    時間より少し遅れて電話する

    電話インタビューやオンラインインタビューの場合は、「〇時に電話する」と伝えるよりも、「〇時以降に電話する」と伝えた方が、インタビュイーは準備がしやすくなります。

    「〇時に電話インタビューする」と伝えると、インタビュイーからすると、その時間より少し前に電話が来るかもしれないし、少し後に電話が来るかもしれなことになり、待機時間や緊張時間が長くなります。

    しかし〇時以降と伝えれば、インタビュイーは、その時間の前までには絶対電話は来ないと分かります。無駄な待機時間や緊張時間を減らすことができます。

    〇時以降と伝えた時間の数分後にインタビュアーは電話するのがベストでしょう。5分以上遅れると遅刻したという印象を与えてしまいます。

    まとめ

    電話インタビューは、インタビュアー、インタビュイー双方にメリットがあります。

    • 見た目を整えなくていい
    • 回線のタイムラグが無く会話がスムーズ
    • 音声だけなので会話に集中できる

    オンラインインタビューのように、カメラ越しに表情を確認するという必要が無いため、見た目を気にする必要や、カメラの背景を気にする必要が無く、時間の削減にもなじます。

    回線のタイムラグが無いので、スムーズに会話が進み、情報量が増えます。

    視覚を使わないので想像以上に会話の内容に集中できます。

     

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