シークレットモードとは、閲覧履歴やCookie(ログインIDやパスワード)、入力フォームの情報の履歴を残さずに検索する機能のことです。
シークレットモードの設定のやり方・使い方・解除方法を解説、シークレットモードより強力なゲストモードもご説明します。
Webマーケティングを行っているサイト運営者や、ライタにとって、シークレットモードとは書いた記事の本当の順位を知るのに必須の機能です。
シークレットモードを使わずに、大量のキーワードの検索順位をチェックしてくれるツールもご紹介します。
目次
シークレットモードとは閲覧履歴を残さない機能
シークレットモードとは閲覧履歴を残さない機能のことです。通常のブラウザでは閲覧履歴が残ります。
ブラウザは閲覧履歴が残る
通常のブラウザには閲覧履歴が残り、閲覧履歴によって検索結果がカスタマイズされます。
ブラウザに残る閲覧履歴
ネット検索では、あなたが過去見たサイト閲覧の情報の以下のような履歴がブラウザに残っています。
- 閲覧履歴
- 閲覧時間
- Cookie情報:ログインIDやパスワード、入力フォームの内容
- 画像のキャッシュ一時保存
- ダウンロードデータ
- ブックマーク
閲覧履歴や閲覧時間とは、あなたがどのサイトのどのページを閲覧したのか、閲覧したページにどのくらいの滞在時間したのかの履歴です。
Cookieとはネットを使用していると「Cookieを使用していいですか?」といったように聞かれることがあると思います。Cookieとは小さなファイルのことで、アクセスの際のデータの記憶ファイルのことです。公式サイトやネットモールなどで購入するさい、ログインIDやパスワード、住所などを一度入力すると、再度訪れたさい自動的に入力されていることがあります。これがCookieです。
画像のキャッシュ一時保存とは、情報をブラウザに一時保存することです。サイトを再度訪れたさい再度読み込む手間を省くことができます。
ダウンロードデータとはZipなどのファイル保存のことです。
ブックマークとは、お気に入りのサイトをブックマークに入れることを指します。
閲覧履歴をブラウザに記録することで、ネット検索のログインや読み込みをスムーズにしてくれます。
閲覧履歴で検索結果が決まる
ブラウザに残った閲覧履歴は、検索画面の結果にも使用されています。実は検索結果はみな同じ検索結果を見ているわけではありません。
検索結果は、
- あなたの閲覧履歴
- 位置情報
- パソコンかスマホか
によって異なる検索結果をカスタマイズして提供します。これをパーソラナイズド検索といいます。
Chromeのシークレットモードとは閲覧履歴が残らない
Chromeのシークレットモードでは以下の閲覧履歴について履歴が残りません。
- 閲覧履歴
- 閲覧時間
- Cookies情報:ログインID、入力フォームの内容
- 画像のキャッシュ一時保存
そのため以下の場合はシークレットモードを使用します。
- 閲覧履歴を残して人に見られたくないとき
- 閲覧履歴に左右されない検索画面を見たいとき
閲覧履歴を残して人に見られたくないとき
例えば、パソコンを共有している場合です。検索履歴が残ってしまうと、あなたがどんなサイトを見ていたのか分かってしまいます。プライベートな情報なので他人には知られたくないですよね、そんなときシークレットモードを使用できます。
また、公式サイトやネットモールなどで使用したIDやパスワードを見ることができてしまいます。お金に関することなのでかなり注意が必要です。
特にIDやパスワードを使用する場合や支払いをする場合、他人や共有のパソコンやスマホなどを使用する場合は、そもそもIDやパスワードを必要とするサイトを開かないか、どうしても必要な場合はシークレットモードで開きましょう。
閲覧履歴に左右されない検索結果を見たい時
Webマーケティングを行う場合は、パーソラナイズド検索で閲覧履歴に左右されない検索結果で記事の検索順位を調べる必要があります。
パーソラナイズド検索を解除したい時
検索結果はあなたの過去の閲覧履歴や位置情報から検索結果をカスタマイズして検索結果に提供しています。
過去の閲覧履歴や位置情報に影響を受けない検索結果を見たいときシークレットモードは有効です。
記事の順位が知りたい時
あなたがWebサイトの記事を書いたり、サイト運営者である場合役立ちます。
<ライター>
例えばライターとして記事を書いたとき、書いた記事がgoogle検索でどのように評価されたのか順位を調べる必要があります。
しかし、あなたのブラウザで書いた記事を検索したとき、実際の検索順位より良い検索順位がつく可能性が高いです。
なぜなら、あなたは記事を書くために、該当ジャンルについてネットで調べたり、掲載予定のサイトを訪れていて、あなたの閲覧履歴がブラウザに記録されているからです。
<サイト運営者>
自分のサイトを運営している担当者は、投稿した記事の順位を調べる必要があります。
しかし自分でサイト運営しているので自分のブラウザで自分のサイトをよく見ています。そうするとあなたのサイトの記事はかなり良い順位で順位表示されています。喜んではいけません!
設定のやり方・使い方・解除の方法
GoogleChromeのシークレットモードで検索画面を見る方法をご説明します。
設定のやり方
GoogleChromeのシークレットモードの設定のやり方を説明します。
使い方
パーソナライズド検索と、シークレットモードでの検索結果を比較してみましょう。位置情報での検索結果の画面を比較してみます。
「パン屋さん」というキーワードでは、シークレットモードでは東京のパン屋さんが、パーソラナイズド検索では検索場所である茨城県のパン屋さんが出てきました。
このように検索履歴が残るブラウザでの検索はパーソラナイズド検索で、検索履歴が残らないシークレットモードとは異なる検索結果が出ることがハッキリお分かりいただけたと思います。
シークレットタブを閉じて解除
シークレットタブを開くと、普通の検索画面に戻りたいのに閉じ方が分からない! とややパニクルこともあります。
GoogleChromeでシークレットモードを開くときはタブ自体をシークレットモードを開いています。そのため解除したい場合はそのシークレットタブをタブごと閉じればよいのです。
通常のタブをシークレットモードに切り替えているのではないので、タブ自体をシークレットから通常の検索タブに切り替えることができません。
タブを開いたときからタブ自体をシークレットモードで開いているので、解除はシークレットモードのタブを×で閉じて新たなタブを開きましょう。
通常ブラウザでの閲覧履歴が表示されないゲストモード
シークレットモードより、更に強力なゲストモードについてご説明します。
シークレットモードは通常ブラウザでの閲覧履歴がばれる
シークレットモードでは、シークレットモードを使用した状態での閲覧履歴は残りません。
しかしシークレットモードでは以下2点が通常ブラウザより引き継がれています。
- 通常ブラウザでの閲覧履歴
- 通常ブラウザでのブックマーク
閲覧履歴を残さない引き継がないゲストモード
ゲストモードでは、シークレットモードを使用したとき通常ブラウザから引き継がれる、通常ブラウザの閲覧履歴やブックマークを引き継ぐことなく使用できます。
そのため自身の閲覧履歴を残さないだけでなく、通常ブラウザでの閲覧履歴を引き継ぎたくない場合はゲストモードを使用します。
Webマーケティングでシークレットモードを使うケース
シークレットモードやゲストモードを使う方は以下の2通りあります。
- パソコンを共有する方
- Webマーケティングを行っていて、書いた記事の順位が知りたい方
大半の方がWebマーケティングを行っていて、書いた記事の順位が知りたい方にとって重宝する機能です。
ライター
ライターとして企業サイトやアフィリエイトサイトなどのメディアの記事のライティングの仕事を引き受けている方も多いと思います。
記事は上位表示してその中でもより順位が高い記事を書くことが求められています。Googleの検索結果でよりよい順位がつくように書くことをSEOライティングといいます。
自分の書いた記事がどのくらいの順位なのか調べてみることは勉強にもなりますし遣り甲斐にもなります。
ただ自分の普段使用しているブラウザの検索結果画面だと、自分の書いた記事は良い順位が付きやすい傾向にあります。
理由は、記事を書くためにそのジャンルについてネットで調べたり、掲載予定のサイトを閲覧しているからです。あなたの閲覧履歴はブラウザに記録されているので、良い順位が付きやすいんですね。
そのため、記事の本当の順位を知るためには、シークレットモードで調べてみると記事の本当の順位を知ることができます。
サイト運営者
企業のメディアやアフィリエイターとしてサイト運営をしていると記事ごとの順位を調べて何位に掲載されているのか調べる必要があります。
サイト運営をしていると、自分のサイトをブラウザでしょっちゅう見ていますよね。そのため自分のサイトの記事は自分の検索結果画面では上位表示してくる可能性が高いでしょう。
しかし、それは、あなたのブラウザの場合だけです。閲覧履歴に影響されないシークレットモードで正確な順位を調べる必要があります。
記事の順位を調べるためには、シークレットウィンドウで狙ったキーワードを打ち込んで調べてみましょう。
ある程度の記事数までなら手動でも調べることができると思います。例えば1週間に1回と決めて、決めた曜日に記事ごとの順位を調べてみるとよいでしょう。
また無料ツールで簡易的に数個のキーワードの順位を調べてくれるツールもあります。シークレットモードで調べるよりは時間削減になるでしょう。
有料検索順位チェックツールを導入した方がいい人
シークレットモードでの手作業の記事の順位チェックでは、作業量が多く時間が取られてしまいます。記事が50記事以上あるか、収益が月1万円以上ある方は、有料の検索順位チェックツールを使用した方がいいでしょう。
収益は出ていないけど記事数が50記事以上
収益が出ていなくても記事数が50記事以上あれば優良の検索順位チェックツールを使用するのをおすすめします。
手動はハード
収益が出ていないということは記事が上位表示していないことを示しています。そのためには狙ったキーワードごとの検索順位を調べる必要がありますよね。
ただ記事数が50記事以上とか100記事以上とかになると手動で検索順位を調べるのはできないことはありませんが、1日掛かりの仕事になってしまいます。
実際、私は、最初は検索順位チェックツールの支出をケチり、毎週自分のサイトをシークレッドモードで順位チェックしていた時期がありました。
超スーパースピードで行っていましたが1回3時間程度かかりました。3時間と聞くと大したことないと思うかもしれませんが、週12時間、時給1,000円で計算すると、検索順位チェックは、月に1万2千円ほどの仕事になります。
月12時間(3時間×4週)
時給1,000円で計算すると、1,000円×12か月=1万2千円
副業であれば検索順位チェックツールで時間を作る
副業であれば、週12時間の自由時間やサイト運営の時間を増やすために、有料検索順位チェックツールを使うのは有効な使い方になるでしょう。
専業でもツールで時間を作りライターで稼ぐ方法もあり
専業でやっていて、アフィリエイトサイトで成果が出ていない場合は、ツールの出費はかなり抵抗を感じると思います。成果が出るか分からないのに、ツールにお金を使うなんて。
しかし検索順位を手動で調べるのは、単純労働なので時間の無駄になります。であれば、検索順位をシークレットモードで調べる時間をツールに任せて浮いた時間で、
- サイトを検証する
- 新しい記事を書く
- サイト運営について学ぶ
- 新しいサイトを作る
等する方がサイト運営の勉強になります。
アフィリサイトは即金性がないので、即金性がある仕事がしたければ、企業のメディアやアフィリエイトサイトの記事の下請けであるライターの仕事で収益を得る方が絶対良いです。ライターで得た収入で、検索順位チェックツールにお金を使いましょう。
毎月1万円以上の成果が出ている人
アフィリエイトサイトで毎月1万円以上の成果が出ている人は、検索順位ツールは必須であると言えます。検索順位チェックツールには、キーワードツールと検索順位チェックツール合わせた機能と、検索順位チェックのみの機能があります。
キーワードツールと検索順位チェックが合わさったツール
キーワードツールと検索順位チェックツールが合わさったツールは、月額費用が高くなります。
検索順位チェックのみ
検索順位チェックツールのみはコスト的には安く月500円位~になります。
キーワードツールと検索順位チェックツールどちらが重要?
サイトで収益が出始めると、キーワードの月間検索を調べることができるキーワードツールと検索順位チェックツールどちらかを導入したいがどちらを導入したらよいか悩むと思います。
その場合は検索順位チェックツールを先に導入して下さい。理由はキーワードツールは無料のツールでもある程度調べることが可能だからです。月間検索数を無料で調べることができるツールもあります。
GRCで順位チェックして順位アップ
検索順位チェックツールはGRCの順位検索ツールがおすすめです。
ベーシックプランで充分
検索順位チェックツールのGRCのライセンスプランは、月495円からあります。一番安いベーシックプランは5URL登録でき500キーワードまで調べることができます。
まだ検索順位チェックツールを使い始めたばかりの方、サイト数が少ない方はベーシックプランで充分こと足ります。
スタンダードプランが必要な人
スタンダードプランは月990円です。50URL5,000キーワードまで登録できます。
自分のサイトを6URL以上持っている人、ラバルサイトのサイトを登録しキーワードの順位を調べたいという方におすすめです。